とばりゆうすい [ 湧水 ]
柏日体高校北東の小高い丘にある湧水池。
日本の名水 > 都道府県別一覧 > 千葉県の名水・湧水・水関連情報一覧
詳細
上古の時代より人が暮らしていた丘。香取海の入り江であった現在の手賀沼の湖岸。湧水豊かで山海の幸に恵まれたこの場所は、人が暮らしていくのにとてもふさわしい場所だったのでしょう。
湧出し湧水地にためられた水は流れを持っていることが肝要で、ここは湧出量の多さからその心配はないでしょう。滞った水、澱んだ水はその土地にとって悪い影響を及ぼします。
「竹林斜面ふもとから湧出」と柏市の環境白書の記述にあるのですが、環境省の湧水保全ポータルサイトにもまったく同じ記述がります。
どうやら環境省の湧水保全ポータルサイトは、自ら調査したものではなく自治体の調査を流用しているだけのくだらない「まとめサイト」のようなもののようです。
日本一の水質の悪さで有名であった手賀沼。現在は、印旛沼にその座を譲り全国ワースト2位になったようです。
首都圏の水不足が懸念された頃、千葉県は利根川水系の水を使う前に印旛沼の水の有効活用を考えよといわれていましたが、日本一水質の悪い湖の水を飲めとは。
現在は利根川水系の水に余裕がみられ、印旛沼の水の上水道への利用計画はないようですが、それでも茨城県の那珂川から霞ヶ浦を通って利根川への水路建設の計画は進んでいるようです。目的を霞ヶ浦水質良化に変えて。
日本は省庁毎に経済的に分割統治されていますが、消費増税の中、国土交通省はなかなかの健闘をみせているようです。
さて、手賀沼の水質良化。柏市の地道な努力の成果が表れた結果だと思われます。
「戸張湧水」。邪魔な存在であっても残しておくべきでしょう。
画像
参考資料
ちばの湧水めぐり―湧き水から訪ねる千葉の自然と文化
・柏市公式ウェブサイト
リンク
水紀行
アクセス
場所:千葉県柏市戸張
JR「柏駅」下車、「戸張」下車徒歩5分
より大きな地図で 日本の名水 千葉県 を表示