赤羽自然観察公園 – 東京都北区赤羽西

あかばねしぜんかんさつこうえん　[ 湧水 ]
「東京の名湧水57選」のひとつ。縄文晩期の湿地や沼地が保存される湧水公園。

詳細

JR赤羽駅から西へ約15分。湿地や沼地が残る、これまでの都市部の公園とは異なるコンセプトで管理されている公園があります。

北区が管理する「赤羽自然観察公園」。かつてこの地は陸上自衛隊駐屯地で、その跡地を利用して平成11年に開園しています。この公園は計画の段階から住民が参加し、公園づくりを進めてきたそうです。

ひとつだけ引き合いにだすのもなんですが、松戸市の「21世紀の森と広場」のコンセプトとは対極にある公園でしょう。「21世紀の森と広場」は完全に整備されたとてもきれいな公園ですが、造られた美しさです。千葉県松戸市幸谷にある関さんの森(幸谷熊ノ脇湧水)を道路建設によって一部破壊しようとしている松戸市。安易に批判することは簡単で評価は分かれるところでしょうが、街作りや都市インフラの堅牢さは各市町村の力量が問われることは間違いないようです。

「赤羽自然観察公園」には縄文晩期の湿地や沼地が保存され、「自然保護区域」及び「自然観察区域内の湿地部分」として放置を前提とした管理が行われているそうです。すなわち、長期的な視野にたって自然の回復を図っているということです。それはとても素晴らしいことであると思いますが、しかし実際には様々な問題があるようです。