常盤井 – 京都府京都市北区紫野下築山町

ときわのい　[ 地下水:枯渇 ]
源義経ゆかりの地、紫野下築山町にある常盤御前が用いたと伝えられる井戸。

詳細

別称「常盤化粧井」とも呼ばれる源義経の母、常盤御前が用いたと伝えられる井戸。枯渇により、現在は石碑がその在りし日の姿を偲ばせます。
昔は京の名水の一つに挙げられるほどの井戸だったそうです。

「常盤井」は、「牛若丸誕生井」「源義経産湯井」とともに源義経誕生の地とされる京都市北区紫竹牛若町周辺の遺跡のごく一部です。
幼少の一時期をここで過ごした義経。その生涯の行動の判断の基礎を築いた風土は、さらにここからいくつかの場所をたどらなければいけないようですが、京の地の辺境にて培われた義経の思想はこの地に当時住んでいた人にしかわからないものかもしれません。