小橋戸湧水 – 千葉県柏市名戸ヶ谷

こはしどゆうすい　[ 湧水 : 滅失 ]
名戸ヶ谷小学校のそばにある湧水。

詳細

滅失したというよりは、埋められたと言った方が正しいようです。小さな池の底から湧き出ていた小橋戸湧水は、池と共に埋められて宅地となってしまいました。
暗渠の上よりはまだましですが、池や沼を埋め立てた土地は宅地にはふさわしいとはいえません。湧出は止まらずいつも湿っているでしょうし、地盤は軟弱になるでしょう。
そして、そういった物理的問題以外の問題も生じてきます。

確かに、住宅地に湧水池があれば邪魔でしょう。水は水道から出ます。小学校の校庭の砂も迷惑です。だから全天候タータンに替えられます。
しかし、私有地であれば遊ばせておけば税金だけ持っていかれます。その土地の生み出した価値に課税するのではなく、土地自体に課税するのはやはり間違いだと思われます。
整列さを失っても湧水は貴重な存在です。保全してほしかったものです。