厳島神社の湧水 – 千葉県市川市稲越町

いつくしまじんじゃのゆうすい　[ 湧水 ]
千葉県立国分高校の北側に隣接する神社にある湧水。

詳細

20年前森だった場所はすっかり宅地開発されてしまっています。
しかし市川市の中では、比較的交通アクセスの悪い場所だからでしょうか。まだ田畑なども見受けられます。
しかし、同時に湧水池の存在も確認できます。北側の松戸市方向から続くこの湿った土地の連続は、この辺りが宅地にも耕作地にも向かない土地だったことを想像させます。
千葉県北部は水の乏しい場所という印象がありますが、実は湧水の豊かな場所です。もちろん現在の人口の生活を支えるだけの湧出量はありませんが。

湿地帯を埋め立て、川の流れを制御し、そうやって行政が生み出した土地には公共施設が造られることが多い。
ここでもいくつかの小中学校が確認できますが、子供たちを学ばせる土地としてはふさわしくない場所であると言っても誰も聞く耳は持ちません。

稲越町の町内会の活動は盛んで、厳島神社も大切にされているようです。「厳島神社の湧水」は枯渇しない限り、大切に守られていくでしょう。