殿ケ谷戸庭園の湧水 – 東京都国分寺市南町

とのがやとていえんのゆうすい　[ 湧水 ]
「東京の名湧水57選」のひとつ。国分寺駅前にある回遊式庭園の湧水。

詳細

国分寺駅のまさに駅前に「殿ケ谷戸庭園」はあります。名称の由来は、かつてこの地が国分寺村殿ケ谷戸と呼ばれていたことに由来するそうです。

段丘の崖にできた谷、すなわち「谷戸」と呼ばれる地形の場所にあり、鷹狩りの休憩地として使われていたことから殿ケ谷戸なのでしょうか。地名も大切な文化です。在りし日の風景が目に浮かぶようです。

その今はなき地名を冠した庭園は、住民運動により保全されたそうです。昭和40年代、開発の手が武蔵野西部まで及んだ頃、開発計画に住民が反対し、それが端緒となり都が買収し、現在のような庭園公園に整備され現在に至っているとのこと。

鷹狩りの休憩地は、個人の別荘となり、庭園として整備され、自然が市街地の許容範囲内で現在に残されています。
自然がそのまま残されることをこの場所で期待すべくもなく、残された状態を可能な限り限定的に残しているこの庭園は素晴らしいといえるでしょう。
入園にあたっては時間制限があり有料です。

場所：東京都国分寺市南町
JR、西武「国分寺」下車、徒歩5分駅

より大きな地図で日本の名水　東京都を表示