善福寺川御供米橋下流 – 東京都杉並区大宮

ぜんぷくじがわおくまいばしかりゅう　[ 湧水 ]
「東京の名湧水57選」のひとつ。善福寺川沿いの緑地にある湧水。

詳細

西荻窪北にある善福寺池に端を発し、方南町付近で神田川に合流する善福寺川。その流域にはいくつもの緑地が残されています。

豪雨の際には何度も流域に水害を引き起こした川ではありますが、同時に豊かさや価値ももたらしてくれています。
誠に自然とはやっかいなもので、完全に制御することは不可能であり、都市デザインにおいては制圧し制御するという発想からの脱却が必要なのかもしれません。

善福寺川御供米橋下流においては、いくつかの湧水が現存し、善福寺川へと流れ込んでいるそうです。

京王井の頭線と東京メトロ丸の内線の間にあるこの場所には、「善福寺川緑地公園」や「和田掘公園」が広がっています。五日市街道や井の頭通り、方南通りが近くを走っています。
何度も車で通った場所ですが、こんなに豊かな緑地が広がっているとは気付きもしませんでした。

都会での生活は、何か大切なものを見失ってしまわざるを得ない生活スタイルを強いられているようです。便利さをすて時の流れを緩やかにすれば、都会でも感性を刺激し、実存する価値を目の当たりにし、生かされている自分を感じることができる場所がたくさん残されているようです。
せめて休日だけでも、そんな場所に出かけてみたいものです。