掃部山湧水

[ 湧水 ] 「掃部山公園」の丘、東側斜面にある湧水。

「掃部山公園」のある丘はほんの小さな丘です。こんな小さな丘でも、人的汚染要素がなければ充分飲用可能な水をもたらしてくれることができます。
かつては、この水を生活水として暮らしていた人たちがいたのでしょう。もちろん、現在は飲用不可です。

人は始めは水がある所に暮らし、人口が増えることにより灌漑技術が発達し、都市化・人口集中が進むことにより近代水道が生まれました。

それでも、初期の近代水道は湧水地からの使用されていない水を引水して利用。現在の大都市ように表流する都市排水を再利用するなどというものではありませんでした。水道から見える日本のいびつな形。

横浜市、そして神奈川県は、相模川があるだけ、南関東ではまだましな方でしょう。

飲用することができなくても、このようにひっそりと湧出する湧水がいとおしく感じられます。

淡交社

アクセス

場所：神奈川県横浜市西区花咲町
横浜市営地下鉄ブルーライン「高島町駅」下車、徒歩10分

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