姿見の池 – 東京都国分寺市西恋ヶ窪

すがたみのいけ [ 湧水 ]
「東京の名湧水57選」のひとつ。「国分寺姿見の池緑地保全地域」に指定される復元された里山。

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詳細

「姿見の池」は、「東京の名湧水57選」のひとつに指定されるとともに、池周辺地域の湿地、用水路、水辺林等を含め東京都指定「国分寺姿見の池緑地保全地域」として整備され、かつての武蔵野の里山が復元されています。

「姿見の池」は恋ヶ窪という地名の付く場所にあります。
野川の最上流部の水源地で、古来より湧水の豊かな土地でした。しかし、都市化の中で湧水は減少し、埋め立てられることで消滅してしまったそうです。

その後、現在多くの市で行われている水循環再生事業を国分寺市も行っており、その成果の象徴として、昔の池をイメージして整備されます。
水源には、JR武蔵野線トンネル湧水が使われているとのことです。

「姿見の池」の名の由来は、鎌倉時代にまでさかのぼります。

恋ヶ窪は鎌倉街道の宿場町であったそうです。国分寺がこの地にあることでも分かるように、武蔵の国の中心地であったのでしょう。

江戸、そして東京は広く見ても特別区の範囲に留まると思います。
谷戸ではなく谷津が広がり東京湾に面した湿地帯に造られた街である江戸。その江戸に農作物を提供していた武蔵野は、「東京」の膨張によって様変わりし破壊され、そしてその「東京」のもたらす豊かさにより、造られた里山を復活させるなどという酔狂なことをやっています。まさに「酔狂なこと」です。

この「酔狂なこと」が地に根付き、価値を生み出すまではそう言わざるを得ないでしょう。決して無駄なことではありません。しかし、薄っぺらなことは東京に任せておけば良いのではないでしょうか。

画像

[ Googleイメージ検索 姿見の池 ]

参考資料

東京湧水せせらぎ散歩

リンク

アクセス

場所:東京都国分寺市西恋ヶ窪
JR「西国分寺」下車、徒歩10分駅


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